« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »

2009年11月29日 (日)

加太(鹿伏兎)越えを一望。鈴鹿南部・錫杖ヶ岳。

P1020005 眼下には錫杖湖を見下ろし、その向こうには津市の街並みが望めます。振り返ると鈴鹿山脈の南端、鈴鹿峠から油日ヶ岳の山並み。そしてその下には名阪国道25号線。過去には大和街道と呼ばれ、今も近畿地方の主要交通路。里山をぬうようにして走ります。
 今日は早朝から亀山市と津市をまたぐ錫杖ヶ岳に行ってきました。概念的には25号線までが鈴鹿山脈ですが、特徴的に尖った頂上部を持つこの山を、鈴鹿の山の仲間と扱う人も多いです。なんといっても標高は676メートルながら、眺めが素晴らしい。冒頭に書いた大和街道は亀山の関宿から伊賀上野を経て奈良に到る古(いにしえ)からの街道で、特にこの周辺は加太峠、加太越として有名。壬申の乱の際の大海人光皇子、木曽義仲追討の源義経など歴史的な人物の通過の記録が非常に多いです。その歴史の道を一望する頂上への道のりも、なかなか楽しめる山でした。

P1020001_2  6時前に登山口を出発。到着した中間点、夜明けを迎える袖ノ木峠。うっすらと経ヶ峰のシルエットが浮かびます。フラッシュに反射した道標が頂上を指します。日の出の期待に胸膨らませて足を早めましたが、残念ながら今日の東の空は曇りでした。先日の八ヶ岳では私とN森君、感動の日の出を見たので、特に日の出にはこだわりたいんです。

P1020009  加太向井からの登山道は、沢筋の静かな植林地あり、岩場を擁する急登りあり、広葉樹の紅葉ありの飽きさせない構成。地元登山会の整備もよくされていて、写真のような小テラスも用意されています。本日のトキドキ登山隊は私を含めて6人編成。手前左のK木君と右のI藤君は初参加。隊長以下、皆さん道具から入るタイプで、早速靴はどうだ、カッパはどうだと山道具談義で盛り上がりました。楽しいひと時を過せました。皆さんありがとうございました。

P1020036  帰りには旧1号線沿いの亀八食堂へ。肉、ホルモン、野菜、うどんなどを特製味噌タレで鉄板焼。焼けてくると味噌の香りが堪りません。なぜか山には居なかったH場君も参加。揃ってキリン・フリーでカンパーイ!特に安いホルモンが旨い。その味が染みたうどんはもっと旨い。I藤君は、朝早かったのでお疲れ? H場、疲れてないのに食い過ぎや!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月28日 (土)

山散歩へ。御在所・南コブ。

P1010969 今日は御在所東面の南コブまで行ってきました。最初はハライドまで行く予定だったんですが、なんと希望荘の奥にある林道ゲートにチェーンが!東海自然歩道と道を分けるゲートは今まで開きっ放なしだったんです。古いゲート跡が残っているだけ。仏谷まで林道は通じていて、終点まで車で行った場合、かなり時間短縮が出来ました。新しいゲートはピカピカのバーとチェーンでしたから、つい最近設置されたようです。まあ、落石も多かったですし、事故があっては遅いので仕方ないです。今日は出鼻をくじかれ、登ってみればハライドまで行けそうに無く、でも南コブで満足して帰ってきた山散歩でした。
 歩きで林道はくねくねしていて時間が過かるので、自然歩道の方が早いだろうと思いそちらへ。自然歩道は多くを針葉樹の植林の中を歩きますが、二次林は秋道を楽しめます。風越峠は、その名の通り物凄い風。森の上を唸りを上げて風が通っていました。唸りを聞きながら御在所方向へ笹を分けます。いきなりテープを見失いますが、テープ道は一旦南へトラバースしてから尾根筋に戻ってきますから、そのまま尾根を直登してもテープ道と合流します。道はどんどん厳しくなります。枝や笹茎を持って体を持ち上げて行く急な斜面が続きます。

P1010981  突然傾斜が緩んだと思ったら南コブです。ピークには「南コブ山」と札が掲げてあります。息子的にもかなり登った感が強かったのでしょうか、写真に二本指を入れてVサイン。実際、西尾本も言っているように、南コブは地図上よりも地形が複雑です。さらに200メートルの高度を踏み跡も疎らでヤブを漕ぎながら一気に登りますから、息子が達成感を云々するのも無理もありません。奴にはちょっと厳しかったか?

P1010978  頂上部を過ぎて下り斜面になりますが、北側に大きく張り出した岩棚があり、朝明渓谷の全貌を見渡せる展望台になっています。釈迦ヶ岳への斜面が大きく紅葉して美しい。鳥になったような気分になれる展望岩の上で息子も羽を広げます。気持ちイイ~。
 南コブを過ぎると、それまでも踏み跡は途切れ途切れだったものが、さらに分からなくなります。2年位前には、踏み跡はかなり鮮明だったんですが、最近はまた人が歩かなくなっているようです。今日は出発も遅いし、林道も通れなかったので時間切れ。ここまでとしました。

P1010987_3  頂上部は二次林で展望はありませんが、ちょっとした鬼ごっこが出来るほどの緩やかな台地。岩の向こうに顔を出してる小鬼を見つけました。ザックを降ろして、しばし静かな山を楽しみました。今日は鈴鹿の山全域に渡って風が強いようですが、森が風を防いでくれています。日差しに当っていると温かいです。
 下山しながら東側のネコが正面に見えます。頂上部の二次林はかなり紅葉しているようです。こうしてみると、山を移り行く紅葉の帯が見えてきて、季節の変化を実感できます。秋が去っていきます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月24日 (火)

宇治橋、赤福、黒田山・みかん狩り。伊勢満喫の旅。

P1010889  今月三日に式年遷宮に合わせて架け替えられ、渡始式が行われた伊勢神宮の宇治橋。その木除け杭の説明をするボランティアのガイドさん。橋の欄干は出来たてのスベスベ。触ると気持ちいい~。木除け杭は上流から流れてくる流木などから橋桁を守る役目を果たしています。この杭も新しくなってガイドさんも誇らしげに説明してました。

P1010911 P1010916_2  今日は伊勢神宮にお参りしてから多気町にミカン狩り。神宮は宇治橋の架け替えで大賑わい。なぜか今年は神宮に行く機会が多いんです。行く度に新しい発見があるんですが、今回はガイドさん。この木除けの説明や、参道真ん中にすっと石を埋めて筋が付けられているのですが何なのかなど、盗み聞きしてるととても面白いんです。是非次回は自分でガイドを依頼したいです。
 食事は久しぶりに「すし久」へ。ここのてこね寿司は、とても「しっかり」してるんです。二階から眺める澄んだ水の五十鈴川と、対岸の紅葉が素晴らしい。

 赤福本店はいつ来ても気持ちがいいです。よく教育された女中さん方が、小気味よく動きます。広座敷の横にあるガラス戸の小部屋で、今まさに赤福餅を手作業で作る女の子達の姿がうかがえます。朱塗りの茶釜のお湯で淹れられた番茶。赤福は、息子の大好物。いくつでも食べてしまいそうです。

P1010959 P1010944   「クロタヤマ」と呼びます。「多気町の山に行く」と親戚に誘われて来てみれば、確かにそれは山だったのですが、ミカン狩りだと言うんでもっと山深い山を想像してたんです。標高61メートルの山とは、見事に騙されました。山と呼べるのか丘のふもとは小学校。そうか~、この看板は小学校の生徒達が書いたんだ~。それでも広い山を、親戚と一緒になって美味しいミカンを求めて縦横無尽。楽しいひと時を過せました。採り放題ですから。

P1010952  夢中でミカンを採る息子。ダンボール二箱を渡されて、「これだけ採ってってー」と好意で山に入らせてもらったんです。息子も私も、他の袋にもう二箱分は採ったような気がしましたが・・。よかったですか?(笑)親戚のお知り合いのオジさんは何も言わず、レジャー・テーブルにお茶とお菓子まで用意してくれる歓迎ぶり。大好きなSサイズを選びに選んで大捕獲でした。良さげなミカンをちぎっては試食。また移動して試食。もうミカンでお腹いっぱい。
P1010940  ミカンの旨さは、というより農作物美味しさは、やっぱり生産者次第なんです。寒暖の差とか、海風とか、土壌とか言いますが、いかに作り手が手を掛けているかで決まるんですよね。ホントにこちらのミカン、旨いんです。日当たりのよい、今、のミカンを口に入れれば、ミカンらしい程よい甘酸っぱさが口に広がります。「This is a Mikan.」、これぞ日本のミカンです。わたしは日持ちさせるため敢えて少し青いミカン。それもSサイズを丁寧に揃えました。なかなかSサイズのもので、皮がすべすべ、おしりがすこし柔かいものは少ないんですよ。「兄ちゃん、ええの採ったなー」と誉められました。
 黒田山は、登る山ではありませんでしたが、いい山でした。ありがとうございました。

関連記事≪正月、伊勢の神宮≫2008.1.2
関連記事≪やっぱり、伊勢参りは{赤福」に限ります。≫2009.1.2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月22日 (日)

ストーブはスパイダー・タイプが使いやすい。PURIMUS/P-123S。

P1010841_2 寒くなってきて、バーナーの点検をしてました。点検といっても、ガスの噴出しの目詰まりと、カートリッジの接合、それからイグニッションの点火です。そんなヤワではないのですが、この分離式のストーブP-123Sはコッヘルなどに収められないので、いつもザックの中で揉みクチャになってます。トキドキ壊れてないか点検しています。
 噴出し部がストーブのキモたるところで、ここが詰まってきてしまうと不完全燃焼とかいろいろ起こってくるんです。液化した燃料が垂れてきて燃え広がったりしたら大変!テント全焼とか・・。接合部もガス漏れ、液漏れ注意。イグニッションは高地・寒冷地ではまず働かない前提でいますが、低山でも常にライターやマッチを持ち歩いてるわけではないんで、ちゃんと着くかどうかは確かめておきたいです。
 あとシャフトの曲がりも要確認です。写真で中心の燃焼部から右方向に出ているシャフトは管になっていて、この中をガスが通るようになっています。ガスが管を通っている間に温められることで燃焼効率が上がるように設計してあります。管が曲がっているとガスの供給が滞って、知らない間に火が消えてガス中毒になってます。

P1010848  分離型はなんといってもゴトクが広く使えるところが便利。大きな鍋をかけるときなど気を使わなくてもいいです。直下型はコンパクトな反面、地面への接地がガス・カートリッジ部だけなので不安定で、小さな鍋でも常に見張っておかないと怖いです。それと地面が水平でない場合が多い山では、水平な場所を探したり作ったり大変です。特にテント内での調理(自己責任)では絶対分離型にしてます。息子が何をしでかすか分かりませんから。直下型をテント内で使うときは自作の折りたたみ板の台を床面に敷いたりして水平を確保しますが、それでもかなり不安定さは残ります。分離型は写真のプリムスの袋に入れているスノーピークの耐熱シートを敷いておくだけです(シートは袋に入れた本体のクッション代わりにもなっています)。床部が少しくらい斜めになっていても、気にせず調理できます。夏でも寒い山の中では、テント内での食事はかなりの頻度であります。定番の鍋料理で温まろうという時、肝心の鍋がいつひっくり返るか分からない状態では、ゆっくり酒も飲めません。

P1010842  プリムスのカタログを見てたら、このP-123Sはもうカタログ落ちしてるみたいです。残念です。ガスの分離型はEPIやMSR、スノーピーク、SOTO等からも出てますが、これが一番構造が簡単、しかも軽量で小さく畳めるものでした。このP-123Sの重量は220グラムで他のメーカーの物はチタンなどを使っても、もっと重たくなっています。重さのある機種は代りに火力の強さ等を売りにしてますが、この火力の強さっていうのもクセもので、実は燃料消費が凄くてガスがすぐに無くなってしまいます。確かに早くお湯が沸くというのはありがたいんですが、あんなに早く燃料が無くなってしまうのは問題です。高火力モデルを分かりやすくいうと、無駄に高出力で燃費の悪いアメ車的な感じでしょうか。昔から山に入る時は食事の回数から燃料の消費量を計算して準備したものですが、あの燃料消費量だと恐ろしい重さのザックを担いでいくことになります。高火力があまり意味のないことだと知っているメーカーは、ジェットボイルやイータパワーなどの熱効率を追求した一体型を提案しています。でも一体型で鍋っていうのも、雰囲気出ないですよね~。

Rimg0057_2  前にも紹介したプリムスのガスヘッド、P-153Tiです。とてもコンパクトになる直下型チタン製、100グラム。出力3,800キロカロリーと比較的高めの出力ですが、出力値以上に鍋を効率よく温める実質的な能力に優れていると思います。ガスを専門に扱う会社らしい技術力が活かされているのかも。特にお湯を沸かしたりすることに使うことが多いです。お茶、コーヒー、味噌汁、スープなど手早くこなしたい時に頼りになります。お茶を出発直前に素早く温めてテルモスに詰めておけば、頂上でもヒリヒリするくらい熱いのが飲めます。
 今年SOTOから出たSOD-300や、スノーピークのギガパワーもいいのですが、ボンベが手に入りにくい欠点もあります。最近EPIも取扱ってる店が減ってきたような気がします。イワタニという大手ガス会社がバックボーンのプリムスには、こういう点でもアドバンテージがあるように思います。前は「つめかえ君」という器具で、卓上ボンベのガスをカートリッジに移すという裏ワザ(自己責任)もやってみましたが面倒臭くて止めました。

関連記事≪旨いお米入荷しました。コッヘル・セット。≫

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月15日 (日)

凄い先生に出会えました。奥村晃史氏、クライミング講習。

Img_0813  今日は鈴鹿スポーツガーデンで奥村晃史氏のクライミング講習会でした。奥村氏は日本でも屈指のクライマーで、とてもわたくしごときが教えを請うような方ではないのですが、スポーツガーデンからの案内メールにいつもの3人は即座に反応。怖いもの知らずの我々は、初歩のクリッピングから教えていただく始末。でもとても勉強になりました。なぜガチガチになってしまうのか。ガチガチにならずにリラックスして登る体の使い方をとても分かりやすく教えていただきました。基礎の基礎ですが、我々にとってはどの教えも宝のようなお言葉で恐縮至極でした。自身でもクライミングジムを運営されて見えるので、生徒の立場に立った教え方を心得て見えてるんです。

Img_0822_2  H場君、あと一手が出ない~。 一番手N森君のZクリップ、二番手H場君の8ノット失敗、3番手私の爪先痛で、我々3人は要注意集団としていきなりマークされ、他の方とは別メニューで特訓。横のフェンスを使って足の上げ方から教えていただきました。壁の登りもトップロープで練習。一番の検討はH場くんでしたが、皆さんのレベルには程遠かったです。それでも久しぶりのクライミングを楽しんだ我々は、この経験を活かしつつ次の山へと思いを馳せるのでした。クライミングも練習しよう!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

50歳になるまでは使わん!と言ったものの。BlackDiamond/TrailCompact。改

Img_0790 LEKIのマカルーと、BlackDiamondのトレイルコンパクトです。
  マカルーは3年前のモデル。現在はユーコンの名前で販売されています。66~130センチに対応しています。最大長は125センチはないと先日紹介した ツェルトやワンポールテント等の設営時に困ります。重さはダブルで500グラム。アンチショック付きでこの重さは、まあ優秀。アンチショックは腕等への ショックを和らげてくれます。グリップは、今のユーコンはワングリップ分の長さですが、このマカルーはロング使用になっています。ポールを長くしているときにグリップの下を持ちたい場面があります。そんなときグリップが2グリップ、もしくは3グリップ分あるとポールを有効に使えます。

Img_0596  実はちょっと前までは、このマカルーを気に入って使ってたんです。でもだんだんと使わなくなってたんです。というのは、まず収納時に長い。ザックに縛るとポールのエンドがザックより上に出て邪魔になります。ヤブ漕ぎ、ブッシュで枝などに引っ掛って大変でした。通常の登山道でも低く出た木の下を潜る場面はそう少なくないですから、常にポールが引っ掛らないように気にしていないといけません。

Img_0443   それからマカルーの長さ調節は、ポールをひねるスクリュー・タイプなんですが、アンチショック機能と合わせて構造が複雑で壊れやすいんです。最初の写真でマカルーの右側のポールは完全に収納されていませんが、壊れています。LEKIマニアの方は山行毎にポールを分解して手入れを行っていると聞きますが、私はそれほどマ メではないのと器用でないので壊れたままです。
 あと今もですが、ポールを使うこと自体に少し疑問が残ります。年々登山道は崩れていってます。その殆どは大雨などの自然現象によりますが、ポールの突く穴が既にオーバーユースの山では無視できないものになっています。山の中で、「ここはポールの突き穴のせいで次の雨がきたら崩れるだろうな」と思う場所は無数にあります。

Img_0792  BlackDiamondのトレイルコンパクトは、実は2年前に嫁さん用に買いました(嫁さんは最近サッパリ山から縁遠くなってます)。アンチショックが付いていないのに重さはダブルで500グラムな のですが、長さは59センチ~125センチとコンパクトになります。長さだけですと57センチから使えるブラックダイヤモンドのUSA物でエクスペディションというモデルがあるのですが、それはダブルで615グラム。少し重たいかなぁ。手に持つものなので重さはハッキリ分かります。トレイルコンパクトですが長さの調節はフリック・フロックと呼ぶ単純な構造でレバーを開閉するだけ。これは厚い冬用の手袋を使うことを想定したBlackDiamondらしい仕様。グリップも長いタイプになっていて使いやすいです。アンチショックも、使ってみれば特に必要を感じませんでし た。
  というわけで、先日の八ヶ岳は久しぶりに山でストックを使おうと思って、このトレイルコンパクトを持って行きました。結果は思いのほか使いやすかっ たです。長くし過ぎてポール下部が抜けたのはご愛嬌。逆に長さ調節がレバー操作ですぐ出来るのが凄く便利。ポールが必要のない場面ではすぐに畳んでおけるんです。収納時の長さも5センチ短くなっただけなのですが、かなり違いを感じました。ほぼザックからのポールの出を気にせず山行を続けられました。ただ八ヶ岳ではトレッキング・ポールとは関係ないのですが、歩くペースが変ったんで膝が痛くなっ ちゃって大変でした。(笑)

Img_0756  若い方に、ポールは買わなくて良いですかと聞かれることが増えてきました。??そうなんですよ、若い人にはポールを持つことをファッションだとカン違いして山に入ってる方が増えてるんです。それからポールを使うとき、ストラップはなるべく使わないようにしています。ポールが引っ掛った時ケガします。転ぶ時はポールを投げ出します。ストラップは握力のない人がしっかりポールを握るためになら積極的に使ったほうが良いと思います。石突きのカバーは岩の多いときは外して、登山道の保護を気にする時は付けてます。朝判断して一日そのままです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月14日 (土)

冬山にはこれ!フイルム・シート。Adventure Medical Kits/Heatsheets Blanket。

Img_0345_2  郡界尾根の休憩に使ったフイルム・シート、アドベンチャー・メディカル・キットの「ヒートシート・ブランケット」。これスグレ物なんです。これまでフイルム・タイプのシートは、サバイバル・シートとして遭難・ビバーク等の緊急時に一回だけの使い切りだったんですが、それがこの「ヒートシート・ブランケット」は繰り返して使えるんです。使いきりタイプも今までザックには入れてたんですが、緊急事態は早々やってきませんし、ザックの肥やしになってました。これは緊急事態に限定されず、いろんなことに使えます。しかも今までのものはゴワゴワして音がうるさい上に、硬くて体にうまくフィットしなかったんですが、これ、とてもしなやかで、布に近い感覚で使えるんです。畳んだ大きさも今までと同じように、ポケット・サイズ。

Img_0363_2 P1010582  畳んだMPIのブランケット・シートと比べてもこの小ささ。息子がお化けの真似をしてもこんな感じにフィットします。ただ薄いフイルムなんで、ちょっとした尖ったものには弱いです。地面に敷いて座ろうとしたら、息子と一緒にイタっ!! 飛び上がりました。よく見たら栗のイガが地面にいっぱい。こりゃ痛いはず(笑)。イガの針は当然シートを貫通。細かい穴がいっぱい開きました。まあ、実用には困りません。それより、これに包まるととても温かいです。息子は郡界尾根でこれに包まって休憩してたら、うたた寝してしまいました。基本性能も抜群です。

Img_0806  最初に入っていた容器はプラスティック製でかさ張るんで、息子の持っていたビニールの小袋に入れました。リロ・アンド・スティッチの絵が可愛いです。密閉ファスナーも付いてるんで、ある程度の防水も効いてます。この袋、ダイソーで買ったんですけど薬を入れたり、ライターや電池を入れたり重宝してます。
 繰り返し使えるヒートシート・ブランケットは、待望のアイテム。テントや小屋等、寒い場所での休憩や宿泊に利用価値が高いです。先日の八ヶ岳では残念ながら出番はありませんでしたが、ダウンなんかよりよっぽど温かいですよ。これからはザックに常備しま~す。

関連記事≪鈴鹿も秋になってますよ。御在所(郡界尾根~雨乞方面)。≫

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月12日 (木)

感動の日の出と八ヶ岳縦走(硫黄岳~阿弥陀岳)。2

Img_0691 パタゴニアのカタログ写真を意識してみました。夕暮れ近い八ヶ岳連峰。小屋にザックをデポ。空身で赤岳頂上をピストンしてきました。小屋に戻る途中、山々は最高の陰影で、その姿をくっきりと映します。もう、ホントに美しい。八ヶ岳の一日目は暮れようとしています。H場君は小屋でダウン。もったいない!山の景色は一瞬一瞬が宝物です。

Img_0701  夕日に目を細めるN森君。阿弥陀岳の肩に日は沈んでいきます。晩御飯は小屋料理ながらバイキング形式。天ぷらにハンバーグ・・。手作りで心のこもった料理です。旨い!八ヶ岳の小屋の料理はどこも美味しい。特にここは好きなものを好きなだけ食べられるんで、とても満足感があります。食後はコタツの入った談話室で八ヶ岳のビデオを見ながらゆっくり。ひとりで来ていたお姉さんと話が盛り上がったんですけど、羨ましい日程で山を次々と登ってるんです。いいな~。

P1010706_2  一夜明けた外は絵のような景色。前回も紹介しましたが、21号室の窓枠をスクリーンにした日の出と富士山の競演は、まさに感動の生映像。写真を撮っている瞬間がもったいない。肉眼は意識した主体をより拡大して脳に映像を映します。目で見た富士山は、写真より何倍にも大きく見えました。富士山山頂部は雪で覆われています。

P1010720 P1010722  朝からこんなに食べて大丈夫かなぁ。朝もバイキング形式。この小屋をとても気に入りました。10月までは風呂もあるんです。赤岳展望荘の唯一の欠点は、二段ベットの枠が低いこと。頭、本当に痛かったです。(笑)

P1010740  ついに赤岳に感動の登頂。狭い三角点に二人は立ちました。二人のおかげでこの素晴らしい山の頂上に立てました。ありがとう。美濃戸からの歩きはかなりありましたが、その分感慨もひとしおです(昨日も登ってますが)。360度の眺望。富士山はもちろん。南アルプスの山々。この夏息子と登った甲斐駒ヶ岳もはっきりシルエットが分かります。北岳は雪をまとっています。空木岳、木曽駒の中央アルプス。御嶽、乗鞍。そして北アルプス。穂高の吊り尾根もしっかり見えます。ここは中部山岳地帯最高のパノラマ台です。

P1010744  雲海に浮かぶ富士山は孤高で、唯一の山。昔は「不二山」と書きました。二つとない山、それが富士山。その姿を八ヶ岳の神様も、逆に羨んでいるかもしれません。どの山よりも存在感があって、まさに日本の山のシンボルです。今度は雪のあの頂上を目指そう。

P1010769  阿弥陀岳の東面を目の前にして少し圧倒されます。先程まで年配団体さんが取り付いていたのですが、余りに危なっかしいので、暫く様子を見てたんです。ルートは急峻で落石の危険も多いです。頂上には八ヶ岳を一望できる大パノラマが待っていました。そして我々の縦走も終わりました。

P1010783  静かに冬の装いを待つ大同心と小同心。下山する中岳登山道から見えました。もうすぐアルパイン・クライミングのメッカは賑わいを始めます。我々ももっと鍛えて、ここにやって来たいです。 
 今回もよく歩きました。ストックを使って、いつもと歩くペースが変ったんで膝も痛くなり、鍛え方が足りないことを痛感しました。二人もよく歩いてくれました。これ程素晴らしい景色の中を三人で歩いていることが信じられませんでした。本当に感謝します。赤岳展望荘には三人でまた是非来たいですね。今度はベットを上にします。

P1010812 P1010821  帰りに寄った「望岳の湯」のそばの長円寺という寺の紅葉が素晴らしく赤くなっていました。見物人もいっぱい。望岳の湯は露天風呂はないのですが、湯に浸かりながら八ヶ岳全山を眺めることが出来る八ヶ岳好きには堪らない公共温泉です。これで400円は安い!蕎麦も旨い!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月11日 (水)

感動の日の出と八ヶ岳縦走(硫黄岳~阿弥陀岳)。1

Img_0751

・・正三角形の巨大な山影が浮かび上がった。雲海の上には茫々たるその山しかなく、・・・手前にもその向こうにも何もない。天空に浮かぶ富士山の姿を、今見ていた。(高村薫「マークスの山」)

 「空が凄いことになっとるぞ」とN森君の声で慌てて起きたら、二段ベットの枠に頭を思いっきりぶつけてました。それでも頭を擦りながら見た光景は息をのむほどの光景で、痛みを一瞬忘れてしまうほど。水平線には青から赤への帯が横一線に引かれています。赤岳展望荘21号室の窓からは、正面に秩父山系の稜線。そこには今にも太陽が昇ろうとしています。右手には、赤く染まった空に浮かぶ富士山のシルエット。ボーっとした頭の中で高村薫の本の文章が断片的に思い出されてきて、まだ夢の中にいるのかと錯覚している自分がそこにいたのでした。

Img_0663_2 八ヶ岳に行ってきました。今回の八ヶ岳は登ることの素晴らしさも去ることながら、赤岳展望荘からの日の出がまず素晴らしかったんです。八ヶ岳の主峰赤岳は標高2,899メートル。その直下の稜線上2,722メートルにある赤岳展望荘は、その名前通り展望が抜群で、しかも八ヶ岳の山小屋らしくとても快適でした。季節はもう冬です。展望荘も冬支度をするために一旦小屋を閉めます。今日が秋シーズンの営業最終日。この時期は山の天候を見極めるのが難しく、登山者の一番少ない時期です。鎖場の行列も全くなく、快適な山旅を楽しめました。

Img_0469  左が赤岳、右が阿弥陀岳。硫黄岳への登り。尾根上にある「赤岩ノ頭」から頂上へはもう一息。八ヶ岳を一望する景色を目の前に二人は疲れを忘れて満面の笑み。物凄く天気が良かったんです。日の光が強すぎるのと常に逆光方向から射すので、写真には辛い状況でしたが、とにかく3,000メートル級の山々が連続する感動の光景で気分がハイになります。今回はなんと言っても、一峰だけ離れた権現岳を除く、硫黄岳、横岳、赤岳、そして阿弥陀岳と、南八ヶ岳の主脈を一気に縦走する我々にはスペシャルなプラン。下の廊下に続く、「中年の技量体力を試すシリーズ」第二弾。下の廊下に参加出来なかったH場君は待ちに待ってました。そして今回は冬の八ヶ岳を見据えた山行でもあります。真っ白な南八ヶ岳の稜線は、我々初心者トレッカーの憧れです。

Img_0479  標高2,760メートル。まっ平らな硫黄岳頂上に到着。N森君も真っ青な空に喜びを爆発。そうか~、N森君は西穂も木曽駒も頂上まで行ってもらってなかったよなぁ。彼にとっては久しぶりのピーク・ハントだったみたいです。やはり山登りは頂上を極めることが基本。沢登りなんかをやってると、ついつい忘れてしまうんですよ。山の全ては頂上に繋がってます。とにかく気持ちいい!

Img_0486  右上のH場君が米粒ほどに見えます。昔、八ヶ岳は活火山だったんです。ここはその頃できた硫黄岳の爆裂帯。一気に硫黄岳の東面が吹き飛んだ跡です。その頃八ヶ岳はひとつの山で、富士山よりも高かったらしいんです。でもそれを羨んだ富士山の神様が、八ヶ岳を蹴っ飛ばして今の八ヶ岳になったと昔話で語られています。高さは富士山に譲ったものの、その多彩な山の姿と我々を受け止める懐の深さは富士山を凌ぎます。
 嬉しさもピークで、爆裂帯の先端まで行こうとした二人を制止してゴメン。どんなに余裕があっても時間を気にしてる私なんです。

Img_0604  最大の難所の横岳を歩きます。右も左も切れ落ちた崖。ギリギリの稜線。「横岳」とはよくつけた名前で、本当に横に長いんです。いつまでも終わらない緊張の連続。こいつは疲れます。素晴らしい景色だけが我々を癒します。

Img_0586_3  地図を見ながら爆裂帯の先端に行けなかったことを悔やむN森君。ゴメンって~。右に見えているのは赤岳頂上。横岳の頂上からは一時間半の距離。疲れもピークにきてます。さあ元気を出して行きましょう。
 次回は展望荘から赤岳と阿弥陀岳への登行をお伝えします。凄いです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月 1日 (日)

クロックス、トレッキング・レポート。

P1010651_3  御在所に登るのに登山靴を忘れていったんです。取りに帰るのは時間が掛かるし、しょうがないんで、そこまで履いていったサンダルのクロックスで登ってきました。山行記事に盛り込めばよかったのですが、反省の意味も込めて、簡単ですがクロックスのトレッキング・レポートをどうぞ。

■クロックスの良かったところ。
とにかく軽い。いつも履いているノースのVINDICATORは約500グラム。185グラムのゴム・サンダルは形を変えれば、素晴らしい未来が待っているような気がした。足元が軽いって、こんなに楽なんだと実感できた。クッションもしっかりあるので足へのダメージも少ない。柔かいので足裏から伝わってくる地面の状況が分かりやすい。よって体の体重移動等も素早くできて、足首をひねることもない。

■クロックスの悪かったところ。
爪先が強烈に痛い。こればかりはどんなグッド・ポイントがあっても拭いきれないバット・ポイント。やはり足首の固定されていない履物では、下りで足が前に 行ってしまい爪先がぶつかってしまう。強烈な痛さは遠い昔のいい加減な靴を履いているようだった。もう靴は忘れてきません!

■総括
ヒルや雨問題がなく、爪先が開放されているか足首が固定されているなら最高の山靴となる可能性を秘めている。様々なハイテク・サンダルは発売されているが、全ての条件を満たすものはない。とにかく、これは山に履いて行くものでない。登山靴を忘れるなんてもっての他だ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

鈴鹿も秋になってますよ。御在所(郡界尾根~雨乞方面)。

P1010497_2  ロープウェイの影が、秋色に染まった山肌を走っていきます。御在所中腹は本格的に染まってきてました。真下には本谷、右に見える中道のキレット、左の一ノ谷新道・恵比寿岩にも登山者が花盛り。本沢には、3組もパーティーが見えました。いよいよ鈴鹿の山も秋本番。ゴンドラの中も紅葉の話で持ちきりです。
 こんなことだろうと、今日は息子と静かな鈴鹿の秋を求めて御在所の西側へ。スカイラインが使えないのなら、禁じ手のロープウェイも有効手段。郡界尾根を使えば楽に雨乞岳に向うクラ谷登山道に行けます。スカイラインが不通になってからのあちら側は静かなものですよ。帰りは武平峠に戻って、スカイラインの状況を確かめながら沢道登山道を下山してきました。息子でも歩けるバリエーションルートで下山主体の山歩き。鈴鹿の秋を満喫してきました。

P1010480_2P1010650  まずはいつものスカイライン裏道登山口に駐車。駐車場はいつもすぐ一杯になり、路上駐車も溢れてますが今日は9:00始発のロープウェイにあわせて遅いんで、いつもにも増して凄い状態。しょうがないんでむりやり隙間に駐車。
 さて、息子に「はよ、靴履かんか~!」と言いながら、私も準備しようとトランクを開けてゴソゴソ・・。「あれ、オレ、靴ない・・」。そんなんです。家に靴を忘れてきてしまったんです。足元はクロックス。「え~!靴忘れてきたん?アホやな~」と息子に罵られながら、どうしようかと思案しましたが、家に帰るのもカッタルイんで、そのままクロックスで登ることにしました。まあ、足裏感覚の訓練と考えればいいですし、もうヒルくんも大人しくしてるでしょう。後ろのストラップは、長さを調整できるのに交換してあるんです。

P1010407 P1010482  現在の登山口は、蒼滝大橋の直ぐ横を降りて、湯の山温泉からの旧登山道を使っています。地図は登山口に掲示されているものを拡大しています。北谷の改修工事の為いつものコンクリート坂道はダンプの出入り口になっています。工事をやってるんで「銭浪ヶ淵」は赤土でまっかっか。すぐ下の「蒼滝」も「赤滝」と化しています。
 我々はその旧登山道、蒼滝大橋の下を通って湯の山温泉のロープウェイ駅へ向います。先週江野に来る用事があったんで、早朝にこの辺をぶらついてました。その時に蒼滝のトラバース道に掛かる橋が復旧してたのを確認済み。上の地図で「通行不能」と表示のある箇所です。トンネル向こうにあった迂回路を通らなくても良くなりました。さて行ってみると。

P1010485 P1010487  あれ?橋にリボンが掛かってるし、神事に使う榊もあるしと蒼滝不動へ行ってみると、橋の開通祈願の真っ最中でした。ということは・・、逆からですが我々が一番乗りですか?テープをまたいで来てしまいました。ごめんなさい。
 参列者をよく見ると、先生と奥様じゃないですか。なるほどこの旧登山道筋に小屋がありますから、利用者代表というところでしょうか。写真展のことなどを話しました。ようやく2年前の体力に戻ってきているんで、冬の穂高縦走にでも連れてってもらいたいです。クロックスは気付かれずに済みました。息子は話も聞かずに上空を行くゴンドラ撮影に夢中。

P1010501  快晴の秋空に鎌ヶ岳のシルエットが美しい。写真で見ると北アルプスの景色のようです。頂上レストラン・アゼリア横の展望台。頂上は既に紅葉は終わってるんですが、人でごったがえしていました。余りこの辺でうろうろしてると、息子が「100円望遠鏡を見せろ」やら「アイスが食べたい」やら言い出しますので、足早にスルー。御嶽大権現に向います。

P1010510  郡界尾根への入口を探して社を一周してしてきたら、息子が居ないんですよ。探してたらこんな所で寝てるんです。たった10分程度の大権現までの道のりなのに、それでも惜しまず休憩。先が思いやられます。
 大権現は毎月例祭が行われていて、周辺が整備されています。長者池も綺麗に遊歩道がつけられていますが、御在所に来てもここまで足を伸ばす人は少ないです。それでも今日は多いですね~。冬は国見岳からこの一帯は、よい雪の遊び場になります。

P1010523_2  大権現の裏側から踏み跡が伸びてますんで、トレースしていくと、テープが出てきます。最初は胸までくる笹を漕いでいく急斜面ですが、次第に傾斜もなだらかになります。テープは途中で見失うこともありますし、踏み跡もなくなったりします。でも地形図をしっかり見て忠実に尾根をたどっていけば、道を間違うことはないと思うのですが、どうでしょう。息子と道探しゲームをしながら進みます。地形図の郡界線がそのまま登山道です。GPSはとんでもない方角に向いていたり、ひとつ尾根を間違えたりしてる時もありますが、しっかり地形図をみていればその間違いも正せます。そういう練習にとてもよいコースかも。息子も「このテープは一旦尾根を降りる方向へ行けと言っっとる」とテープの張ってある意思を読んだりして、なかなかのもんです。とにかくまず人には合わないので、静かでいいですよ。秋の二次林。笹も足首くらいまでになってくると、息子も森を愛でる目が養われてきたのか、「すっごい気持ちええな~」と言います。

P1010539  このルートが登山道と交差するのは沢谷峠。その手前の急斜面の辺りで紅葉が色を増してきます。
 落ち葉も地面にかなり堆積してきて、クロックスの中は落ち葉のクズだらけ。中のクズを出そうと脱いだら、コロコロって転げ落ちていきます。そのまま止まらずに10メートル下へ。靴下で斜面を降りましたが、それはそれで気持ちが良かったですよ。そろそろ下りで爪先が痛くなってきてたんですが・・

P1010587  クラ谷登山道を過ぎて、さらに郡界尾根を進みます。今日のスタートでは雨乞岳は難しいので、1,014メートルのピーク、三人山を目指します。それも無理ですか?途中で休憩が多過ぎるのと、遊び過ぎ。楽しい山は時間が過ぎるのが早いな~。紅葉も一層美しくなり、落ち葉が真っ赤な絨毯の上を歩きます。ここまでずっと下降してきただけなので疲れ知らず。多少のアップダウンも軽くこなします。爽やかな風だし、汗をかいても、直ぐに乾いていきます。ヒルもいないし、本当に鈴鹿の最高のシーズンです。

P1010573_2  フィルム素材のブランケットを羽織って休憩。午後の日陰は肌寒くなります。ここが私の一番のお気に入りの場所です。そばを流れる沢は水場としては十分な水量。でも流れの音は静かで、森の音を聞くのに邪魔しません。窪地になっているので風もなく最高のテント地です。何度かここでテントを張っています。直ぐ上の稜線に出れば鎌ヶ岳の雄姿が目の前なんですよ。武平峠から一時間で、こんなに良いところは多くありません。暖かいブランケットにくるまって、息子も昼寝してしまいそうです。

P1010602 P1010605  結局ブランケット休憩が長引いて、三人山のずっと手前にあるコルからクラ谷登山道に降りました。967のピークに「二人山」と勝手に名前をつけ、頂に登ったことに。
 一般登山道に入ったら誰か人に会うのかと思いましたが、全くの無人。登山道も落ち葉で埋まって、ほとんど登山者の行き来がないことが分かります。スカイラインが通じてないと、こんなにも人が来ないんですね。御在所の裏道ばかりじゃ面白くないと思うのですが・・。

P1010624  山の西面に差す午後の日は、秋色をより深めます。歩いていると後ろに過ぎていく景色がもったいなくて振り返ってしまいます。沢谷峠付近の山の雰囲気も本当に最高。今日は天気も良いし、息子と来れて本当に良かったです。

P1010632  ようやくスカイラインに戻ってきました。沢谷峠から結構な距離があるんです。おまけに爪先が痛くて痛くて。
 それから、沢谷峠から武平峠に向う途中の二つめの沢で、変な赤テープがあったんです。二つ目の沢はかなり荒れていて、よく見ないとかなり上方にある登山道が目に入らないんですが、沢を下るように誘導するような赤テープが連続してぶら下げてあったんです。あれじゃ、初心者なら沢を下ってしまいますよ。安易なテープは止めてください!

P1010652  やっと、裏道登山口の車に到ちゃ~く。足の痛さからも開放されました。
 スカイラインの様子は別のレポートで。でもスカイラインが車で使えなければ使えないで、考えて山歩きするのも楽しいです。御在所の西面へは頂上の三角点から降りている尾根も使えます。これは息子ではきついですが、楽しいバリエーションコース。愛知川最源流域にアクセスするには今のところロープウェイを使うのが一番良い選択かもしれません。愛知川の紅葉は川の流れとが織り成す景色が最高に綺麗です。火曜日にでも行ってこようかな。爪の痛さと相談です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

スカイラインは今。国道477号線。

P1010645_3  「あれ、もしかしてガードレールなん?ひもみたいやん」と息子。子供にとって自然の驚異は普段の生活とはかけ離れています。息子によい勉強になりました。
 昨年の9月の豪雨で甚大な被害を受けた国道477号線、鈴鹿スカイライン。その後沢山の方がレポートされてますが、昨日10月31日時点の状況をレポートします。
 スカイラインは上から下から、かなり整備が進んできてますが、最大の崩落場所であるここ、表道の登山道口から2カーブ目までには到っていません。まずここまで重機を運んでくる道を整備しているのが現状です。でもこれを直すには数年を要すると思うんですが、専門の方、どうでしょう?
 この崩落場所の崩れの残骸の上を歩けるだろうと近づきましたが、とても通れる代物ではありませんでした。素直に整備してある迂回路を通りましょう。写真は迂回路からのもので、一番の写真ポイントです。スカイラインと並行する沢道登山道は、一部補修されほぼ通れます。

P1010648  三ッ谷口の堰堤。バック・ウォーターにあった水は完全に埋まってしまいました。水は伏流となって流れています。濃い水色をして池のようになっていて、低い位置から見ると空と境目が分からなくなって綺麗だったんですよ。奥まで行ってないので小滝がどうなっているのか不明です。ここで何度もテントを張ったんです。鎌ヶ岳側から流れてくる水は飲めたんで、最高の水場と四日市を眺めるシチュエーション。今でも良いところです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »