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2008年10月26日 (日)

慰安旅行となってしまいました。西穂・独標。

Img_3272雲海の広がる遠方、白山山地に夕日が落ちます。北アルプス西穂高岳のアプローチ、西穂山荘からの夕景です。ロマンチックで神秘的な景観に、居合わせた宿泊客皆がその感動を分かち合いました。2,385mからのこの美しい景色を忘れられず、再びここへやってくる人も少なくないでしょう。実は私もその1人です。子供の頃親父に連れられて以来、何度ここを訪ねたか憶えていませんが、来る度に違う景色、違う感動を与えてくれるこの場所は、私にとって特別な場所のひとつです。

本日は二年越しの計画だった「黒部・下の廊下}を中止としたため、代替山行として西穂・独標へ行って来ました。残念でしたが「下の廊下」での悪天は非常にリスクが高いので来年また挑戦します。今回は北アルプスで最もアプローチの良い西穂へ皆さんを案内。この景色を見てもらっただけでも価値があるのではないでしょうか。(言い訳?)

Img_3274 感動に浸る者、写真を撮る者、感動をメールにしておくる者等色々でしたが、皆さん何度も外に出て感動の景色を目に焼き付けていたみたいです。私も皆さんが喜んでくれてとても嬉しいです。でも実は皆さん、この前に酒を飲み過ぎていて必要以上に感動しちゃったんじゃないのでしょうか?

Img_3243_3 Img_3247 一日目の行動は、まず新穂高ロープウェイで2,155mの西穂高口へ。そこから登山道を1時間半歩いて、西穂山荘へ向かいました。秋も深まった新穂高駅は紅葉の真っ最中、赤や黄色に色付いた森が眩しいです。山荘へも順調そのもの。通常なら一時間半掛かる行程を一時間で到着。到着次第直ぐに丸山まで偵察に行く余裕です。

Img_3249 焼岳をバックに這い松の中を歩き、丸山を偵察する皆さん。西穂山荘は丁度背の高い植物の生息できない森林限界に建っていて、そこより高い標高には這い松しか生えません。大石が連続する急登をなんとか登って丸山へ。そこには素晴らしい景色が広がります。以前息子と行った夏の西穂は、当時上高地方面の景色はこんなでした。写真には撮りませんでしたが、上高地は大正池に面する森が激しく紅葉して素晴らしい景色です。まったくの秋色。素晴らしい。皆さん満足しての山荘への帰還となりました。そして・・

Img_3263 居酒屋と化した西穂山荘の別館食堂。その一角を占領した我々は、午後2時から夕食を挟んで6時間、夜の8時までビールと持ち込んだ焼酎で訳の分からない話を繰り返したのでした。もうそれは山小屋ではなく、慰安旅行の宴会状態。「Aコープ奥ひだ店」で仕入れたキムチは最高の人気。他に明宝ハム、飛騨牛チップス、夕食時に壷に入れられていた高菜を拝借し作った高菜チャーハン(ごめんなさい)、朴葉味噌と豆腐の味噌漬けは手を付けませんでしたが、次から次へと食べ尽くし、布団に入ってもお腹が苦しかったです。

Img_3290 でも翌朝は雪になってしまったのでした。前日夕方から天気は下り坂。でも朝日がもしかしたら見れるかもしれないと、早朝の5時半に山荘を独標に向けて出発しました。でも丸山を過ぎると雪に。あっと言う間に一面真っ白。岩に乗った雪は滑ります。独標まで行けなくはありませんが、独標の岩壁を雪が付いているままで登るのは非常に危険です。一旦撤退としました。山荘に戻っても雪は止みそうにもありません。残念ながら今回は下山することとしました。期待して参加してくれた皆さんには申し訳ありませんでしたが、一日目の夕景、丸山からの景色、山小屋での生活、早朝出発、雪歩き、そして北アルプスの雰囲気、これらを経験してもらったことは非常に有意義だったと思います。次回はピッケル・アイゼンの完全防備で冬の独標を制覇しましょう。

Img_3303 ロープウェイ西穂口の登山口で皆で作った雪ダルマです。ロープウェイを下ると下界は弱い雨でした。帰りは平湯バスターミナルの温泉へ。そして高山市内の蕎麦屋で昼食。「蕎麦正せと」と言うお店。荘川蕎麦でした。なかなかのコダワリ蕎麦。前日に引き続きお腹一杯です!うー太ったかな?

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2008年10月13日 (月)

不動滝に打たれて修行。矢原川。

Img_3212_2  いつ見ても立派な滝です。今日は鈴鹿最大100mの下不動滝を擁する矢原川に行ってきました。写真の上不動滝は、高さは20mですがH君の居る右側と左側に不動尊が彫刻してあります。水流に洗われ像の姿はもう少ししか残っていませんが、大きさはB4くらいです。昔修験者がここで滝に打たれ修行したのでしょう。我々「トキドキ登山隊壮年部」はいよいよ「黒部・下の廊下」の再挑戦を再来週に控え、この矢原川に最終トレーニングと山行の無事を不動尊に祈願しにやって来たのでした。

しかし久しぶりのフル山行に疲れました。何より疲れたのが、滝での確保。本日参加のH君とI君、挑戦意欲満々の二人に少しでも頑張ってもらおうと、滝上部からザイルを降ろします。滝の核心部分で途切れず強いテンションで引き上げるのは、想像以上に腰に来て疲れます。足もヨレヨレ。年だな~。でも今回は少しですが懸垂下降も体験してもらって、お二人さんのクライミング基礎講座も進んでおります。

Img_3198 上不動滝の高巻きを終えてホッとする皆さん。ホッとしなければいけないほど高巻きが凄い。これだったら滝を直登した方が良いんじゃないかと思うほどの危険さにヒヤヒヤ。クイックドローを持ってないH君。断崖絶壁を通過中、先輩らから高値でクイックドローの販売を吹っかけられ困った様子でした。
向こう側は直ぐ滝の落ち口。絶景を眺めながらカップヌードル・シーフードカレーを食べたいですと言いますが、各滝で色々やってますんで時間が押しています。行動食を食べてすぐ休憩終了。

Img_3220_2 直ぐ側まで迫るゴルジュ。深翠の流れが満たされ、その中を進みます。10月、気温は比較的温かいですが、水温は低いです。どんどん体が冷えていきます。この狭いゴルジュはどこまで続くのだろうと思い出したとき、目の前に滝が現れました。一瞬行き場を失い動揺を感じますが、行き止まりの滝壁は新たな挑戦課題です。僅かなクラックを手掛かりに登ります。振り返ると皆さん黙って滝に挑戦。蟹を食べてる時みたいに沢に夢中みたいです。

Img_3222 皆さんかなりお疲れの様子。沢を登り詰めると、間伐の枝や幹が沢を埋めていて通過に一苦労。仙鶏尾根の支尾根にあるピーク786「タカノス」に取り付いたのが14:00で 、「ハカン谷」に降りる尾根を見つけ林道に入った15:00過ぎには皆さん灰になってました。同じ光景が延々と続く林道を歩いていたときは、ロボットのように足が動いていただけ。でも皆さん得難い体験を出来たのでは無いでしょうか。私はトレーニング出来て満足ですが、なにか?

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2008年10月 4日 (土)

美しすぎる沢に酔いしれて。石水渓・石谷川

Img_3098 鈴鹿・石谷川は美しいです。今日は9月上旬並みの陽気の中、石水渓にある石谷川に遡行アタック。沢自体が庭石のように美しく。見ていて飽きない景観は、寒いでじょうが是非今度紅葉の最盛期に来てみたいです。

今日は朝からA君がハーネスを忘れたので家に取りに帰るハプニング。鈴鹿市内の自宅まで行って帰って30分。車の少ない早朝と言えど、いくらなんでも30分は早過ぎないかと思いましたが、追求致しませんでした。第二名神道路の橋梁の下にあるバス停から登山道に通ずる林道に入り、茶畑を進みます。林道のゲートまで車は入れます。そこから堰堤に降りて遡行開始。

美しい渓相に目を奪われながら、滝を次々と突破。7m滝はツルツルで無理と判断したものの、A君とH君は突破を譲らないので、私とI君は右を巻いて上部へ。そこからザイルを垂らし、まずA君を確保し突破。水泳ゴーグルの威力は凄いです。続いてH君でしたが滝の水流に揉まれ動けなくなりました。相当水を飲んだらしく、全員で引き上げ。ケガは無くホッとしました。

Img_3172 白雲の滝では、ハーケンが打ってあります。皆さん確保機を使ったトップ・セカンド登攀のビレイシステムをはじめて経験。真剣な表情で勉強してくれました。白雲の滝はおよそ10m。クライミング自体も登りがいがあります。遡行最後5mの滝でもなんとか突破を試みましたが敗北。ここで遡行フィニシュとしました。

いやー、本当に楽しかったです。直ぐ横に登山道があるので巻き道も簡単。美しさでは鈴鹿ナンバーワンではないでしょうか。もう10月で入渓する者もなく、唯一登山道で女性二人とすれ違いましたが営林署の方でしょうか。静かな鈴鹿南部の山に皆さん大満足でした。

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