慰安旅行となってしまいました。西穂・独標。
雲海の広がる遠方、白山山地に夕日が落ちます。北アルプス西穂高岳のアプローチ、西穂山荘からの夕景です。ロマンチックで神秘的な景観に、居合わせた宿泊客皆がその感動を分かち合いました。2,385mからのこの美しい景色を忘れられず、再びここへやってくる人も少なくないでしょう。実は私もその1人です。子供の頃親父に連れられて以来、何度ここを訪ねたか憶えていませんが、来る度に違う景色、違う感動を与えてくれるこの場所は、私にとって特別な場所のひとつです。
本日は二年越しの計画だった「黒部・下の廊下}を中止としたため、代替山行として西穂・独標へ行って来ました。残念でしたが「下の廊下」での悪天は非常にリスクが高いので来年また挑戦します。今回は北アルプスで最もアプローチの良い西穂へ皆さんを案内。この景色を見てもらっただけでも価値があるのではないでしょうか。(言い訳?)
感動に浸る者、写真を撮る者、感動をメールにしておくる者等色々でしたが、皆さん何度も外に出て感動の景色を目に焼き付けていたみたいです。私も皆さんが喜んでくれてとても嬉しいです。でも実は皆さん、この前に酒を飲み過ぎていて必要以上に感動しちゃったんじゃないのでしょうか?
一日目の行動は、まず新穂高ロープウェイで2,155mの西穂高口へ。そこから登山道を1時間半歩いて、西穂山荘へ向かいました。秋も深まった新穂高駅は紅葉の真っ最中、赤や黄色に色付いた森が眩しいです。山荘へも順調そのもの。通常なら一時間半掛かる行程を一時間で到着。到着次第直ぐに丸山まで偵察に行く余裕です。
焼岳をバックに這い松の中を歩き、丸山を偵察する皆さん。西穂山荘は丁度背の高い植物の生息できない森林限界に建っていて、そこより高い標高には這い松しか生えません。大石が連続する急登をなんとか登って丸山へ。そこには素晴らしい景色が広がります。以前息子と行った夏の西穂は、当時上高地方面の景色はこんなでした。写真には撮りませんでしたが、上高地は大正池に面する森が激しく紅葉して素晴らしい景色です。まったくの秋色。素晴らしい。皆さん満足しての山荘への帰還となりました。そして・・
居酒屋と化した西穂山荘の別館食堂。その一角を占領した我々は、午後2時から夕食を挟んで6時間、夜の8時までビールと持ち込んだ焼酎で訳の分からない話を繰り返したのでした。もうそれは山小屋ではなく、慰安旅行の宴会状態。「Aコープ奥ひだ店」で仕入れたキムチは最高の人気。他に明宝ハム、飛騨牛チップス、夕食時に壷に入れられていた高菜を拝借し作った高菜チャーハン(ごめんなさい)、朴葉味噌と豆腐の味噌漬けは手を付けませんでしたが、次から次へと食べ尽くし、布団に入ってもお腹が苦しかったです。
でも翌朝は雪になってしまったのでした。前日夕方から天気は下り坂。でも朝日がもしかしたら見れるかもしれないと、早朝の5時半に山荘を独標に向けて出発しました。でも丸山を過ぎると雪に。あっと言う間に一面真っ白。岩に乗った雪は滑ります。独標まで行けなくはありませんが、独標の岩壁を雪が付いているままで登るのは非常に危険です。一旦撤退としました。山荘に戻っても雪は止みそうにもありません。残念ながら今回は下山することとしました。期待して参加してくれた皆さんには申し訳ありませんでしたが、一日目の夕景、丸山からの景色、山小屋での生活、早朝出発、雪歩き、そして北アルプスの雰囲気、これらを経験してもらったことは非常に有意義だったと思います。次回はピッケル・アイゼンの完全防備で冬の独標を制覇しましょう。
ロープウェイ西穂口の登山口で皆で作った雪ダルマです。ロープウェイを下ると下界は弱い雨でした。帰りは平湯バスターミナルの温泉へ。そして高山市内の蕎麦屋で昼食。「蕎麦正せと」と言うお店。荘川蕎麦でした。なかなかのコダワリ蕎麦。前日に引き続きお腹一杯です!うー太ったかな?
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