山、森、せせらぎ。夏は、やっぱり上高地でしょ?その3。
「おれも帝国ホテルでスイーツが食べたい」と言い出した息子。キャンプ場に到着してから、「帝国ホテルはここから明神池くらいの距離あるんやで」という私の一言で、小梨平キャンプ場名物・味噌ラーメンに変更オーケーを出したのでした。予想に反してラーメンはバカ美味でした。ピリ辛味噌味がビールに合う合う。もちろん小梨平キャンプ場の食堂は梓川に面して、雄大な景色もひとり占めです。客も昼時にこんな河童橋から離れた場所に来る者もなく、食堂もひとり占めです。本日ビール2回目。ラーメン・ビールセット計画完了。(別に計画してしてないですが)
お腹いっぱいになり、涼しい避暑地の昼寝でも満喫しようとケビンでごろ寝をしていると、今朝持って行けと嫁さんに渡したはずのガイドブックが床に転がっているではないですか。「ホント、言うこと聞かん奴や」と、独り言を言いながらガイドブックを眺めていると、「昼から日帰り温泉入用可」の文字が記してあるじゃありませんか。しかも河童橋の向こう側。ほんの近くです。すぐに出発。その直ぐ向こうに帝国ホテルがあることを息子に知られないようにケビンを出たのは、言うまでもありません。昼間喧騒の河童橋は大都会の交差点並み。その中を銭湯に行く如き軽装で上高地アルペンホテルへ向かいました。しかし、前日キャンプ場の風呂で体を洗ってない我々不潔親子は、石鹸・シャンプー常備のかけ流し温泉の湯を満喫。心行くまで体を洗い、頭もリンス・イン・シャンプーしたのでした。
その夜、上高地一帯は停電になってしまいました。昼間、送電線をヘリコプターが点検を行っていたとのこと。それが原因?キャンプ場内ケビン・バンガロー地区ではガス・ランタンを持ってきた私達家族と、昼から広場で宴会を延々と行ってきた韓国登山チームはヘッドライトで事なきを得ましたが、いざ文明の利器が無くなると、ここがキャンプ場であることを忘れ騒ぎ出す方々が続出。管理人の皆さんはロウソクを配るのはもちろん、気を使ってペットボトルのお茶を配る大サービス振りでした。お疲れ様でした。
翌日は名残惜しいですが、上高地を後にしました。帰る間際、そうあの冬の上高地を離れた時のように山から雲が消えました。いよいよ穂高が私を呼んでいるような気がします。私の中にある穂高の映像がより一層鮮明になったのでした。息子も「見飽きた」と言っていた景色を、確かめるように河童橋から眺めて記憶に綴ったのでした。家族で訪れた穂高。今年は上高地。去年は西穂高・独標。そして来年はいよいよ涸沢を目指します。
≪おまけ≫帰りに先月開通になった東海北陸自動車道(飛騨清美~白川郷)を使って白川郷へ行ってきました。今なら開通記念で高速代も割引中です。それからお袋が「あんたばっかり美味しい岩魚食べて!」と自分達は帝国ホテルで食事していたのを棚に上げてブツブツ言いますので、白川郷にある「ます園 文助」という渓流魚料理処へ。有名な合掌造りの建物で、自ら養殖する岩魚等の料理が食べれます。中心地区から少し離れた城山展望台への道沿いにありますから、ちょっと見落としそう。喧騒から離れて静かに料理がいただけます。上高地の嘉門次小屋の岩魚には及びませんが、ここの岩魚の塩焼きもイケます。開け放たれた座敷には涼しい風が通り、建物を取り囲むように池が配されて魚が飼われています。草花があちこちに咲きます。心和みます。
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